*眼科検査のおはなし*

*** 眼底検査(がんていけんさ) ***

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眼底検査は、目の病気を発見するために必要な検査です。
眼底の診察では、網膜の状態、目の中の血管や神経の状態などをみています。
これらの様子から、様々な病気を見つけることができます。おもな病気としては、緑内障、網膜剥離(はくり)・網膜裂孔(れっこう)、眼底出血、糖尿病網膜症、黄斑変性症などがあげられます。
また、眼底検査で観察できる網膜の血管は、人の体の中でゆいいつ直接目で見ることのできる血管で、血管の状態から高血圧や高脂血症、動脈硬化の程度などを知ることもできます。

*** 散瞳検査(さんどうけんさ) ***

眼底検査は、瞳孔(どうこう 目の真ん中の黒い部分)からのぞいています。
ただ、瞳孔は光が当たると小さくなり観察できる範囲に限界があります。網膜の病変が、網膜のすみの方にある場合見つけられない可能性があります。
そこで、検査用の目薬を使って瞳孔を大きく開いて、眼底をより詳しく網膜のすみずみまでを観察するのが、散瞳検査です。
検査用目薬をさすと15〜20分ぐらいで瞳孔が開いてきます。その状態で、眼底撮影検査や診察をさせていただきます。
ただ散瞳後瞳孔が元の状態に戻るまで、個人差がありますが4〜6時間かかります
散瞳すると、光がまぶしく感じたりピントが合わない状態になります。検査後は車の運転が難しくなりますので、送り迎えをお願いするか公共の交通機関でおいでください。

 

*** 眼底造影検査(ぞうえいけんさ) ***

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眼底の血管を、さらにより詳しく調べる検査です。
眼底の出血が見つかった方など、病気がみとめられた場合に行います。
散瞳をしてから点滴をし、そこから造影剤をいれます。造影剤が流れてくる様子を眼底カメラで撮影し観察します。
異常血管や血管が狭くなっている様子、血液が流れにくくなっている様子、出血している場所や量などがわかります。
造影検査でわかった病状をもとに、今後の治療についてが決められます。
他の診療科で行う造影検査と同じように、ごくまれに造影剤にアレルギー反応をおこしたり血圧が下がったりする方がいらっしゃいます。事前に血圧測定をさせていただき、問診を行わせていただいております。
日帰りでの白内障手術、レーザー治療、注射での治療をおこなっています。
視力検査、視野検査、眼底検査、造影検査、OCT検査(眼の3D画像解析)コンタクトレンズ検査などをおこなっています。
トイレには車いす用トイレ、お子さまのおむつ替えシートの用意をしております。